ペーパードリップは、ネルドリップを簡略した淹れ方。
雑味が少なく、豆の個性を引き出すことができるのが魅力だ。
粉の中心に、湯を細くゆっくりと注いで、しっかり蒸らす美味しい淹れ方をマスターしたい。
◆ぺーパードリップでコーヒーを淹れる手順を紹介しよう
ペーパーに折り目を入れて、隙間がないようにドリッパーにセット。
人数分の粉(2人分で20~30gが目安)を入れる。
湯を均等に浸透させるために、粉を入れたドリッパーを軽く振りながら、表面が水平になるようにならしておく。
適温の90度~96度に沸かしたお湯を、粉の中心に細く注ぐ。
お湯を注ぐ範囲は、中心部に500円玉一枚分程度が目安。
粉の端に注ぐと、側面から下に流れるだけなので、端にかけないのも注意したいポイント。
新鮮な粉は、湯を注ぐとフンワリと膨らんでくる。
粉にお湯が染み込んで、膨らみがしぼむまで、少し様子を見る。
粉がしぼんだら、再びお湯を注ぐ。
粉が膨らんだら(1回目よりもひと回り大きく)、注ぐのをやめる。
コーヒーの抽出液のしずくがポタポタと落ち始める。
これが濃縮された、コーヒーのエキス。
お湯を注ぎ、膨らんだら平らにする。
この工程を約1分間、繰り返す。
この1分が味を左右する大切な時間。
◆ぺーパードリップでコーヒーを淹れるポイント
最初の1分を丁寧にじっくりと入れたら、後は、好みで調整する。
軽い味わいが好きな方なら、1分ほどかけて太く早めにお湯を注ぐ。
しっかりとした味わいが好みなら、2分ほどで細めにゆっくりと注ぐ。
自分の好みにピッタリの抽出時間を探るのも、コーヒーを楽しむ醍醐味だろう。
早く飲みたいばかりに焦るのは、禁物!
「最初の1分間は、じっくり」を心がけて、理想の淹れ方をマスターしたい。
◆今回使った道具
ユニフレーム(UNIFLAME) コーヒーバネット
1本のステンレスワイヤーでできた、折りたたみ式コーヒードリッパー。2人用と、4人用がある。
コーヒーバネットミニフィルター
コーヒーバネット専用のペーパーフィルター。こちらも2人用と4人用がある。
ユニフレーム(UNIFLAME) トレイルケトルM
底が広く、熱効率に優れたやかん。お湯を沸かす時間も、ガスの燃料も節約できるアウトドアならではの、ケトル。
スノーピーク(snow peak) チタンダブルマグ300mlフォールディングハンドル
ハンドルが折りたためるのでスペース的にも邪魔にならず、チタンなので軽い。ダブルウォールなので、中の物も熱い物は熱く、冷たい物は冷たくキープできる。
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